けん引登録について
大きなトラックを待ちで見かけたときに、よく見ると前と後ろのナンバーが違う車があります。
それはトラクタとトレーラからなる連結車です。
運送ニーズ増大と運転手確保難により大型トレーラのニーズが高まっています。
けん引にはトラクタ又はトレーラにけん引登録が必要です。
けん引とは?
意味としては引っ張ることなのですが、このページでは事故などのけん引ではなく、
運送車などのけん引登録について記載します。
当然ながら引っ張る側(けん引車)と引っ張られる側(被牽引車)に分かれます。
けん引車→トラクタ (通称「ヘッド」)前後に2枚プレートあり
被牽引車→トレーラー 後ろのみ1枚プレート
トレーラーは原動機がついていませんが、後ろプレートの封印や車検などもあり、1台の車として考えるとわかりやすいかと思います。
けん引の免許
被牽引車が750kg以下 ・・・ 運転する車(トラクタ)に対応する免許のみ
750kg超 ・・・ 運転する車(トラクタ)に対応する免許 + けん引免許が必要
けん引登録とは
トラクタかトレーラの車検証の備考欄を見るとけん引できる車の型式が確認できます。
追加で登録したい場合は「連結検討」という計算が必要です。
前に計算書を作って運輸支局にいくと確認をとれたらけん引登録ができます。
※ボートやトレーラーハウスのけん引登録で950登録というものがありますが、今回の話題からは割愛させて頂き、
また改めてページを作りたいと思います。
揃える書類
・車両登録に必要な一式(車検証は原本が必要)
・連結検討書
など
連結検討書って??
トラクターとトレーラの諸元や外観図を基に、その組み合わせで連結して運行できるか
計算をするのですが、何を計算したらよいのやら・・・私にはまだ計算できません。
連結検討書がない場合は他のくわしい行政書士にご相談・依頼をしています。
その他注意点
・連結車にはそれぞれトラクタ・トレーラーがありますが、あくまで2台なので、白ナンバーならば当然車庫証明がそれぞれに必要です。
・公道を走るには通行する道路の管理者に特殊車輛通行許可申請(特車申請)が必要です。
・車両をはみ出す荷物を積載し走行する場合などは、特殊車両通行許可とは別に 出発地の警察署に制限外許可申請が必要です。
どこで手続きするの?
宮崎県の場合は宮崎市にある九州運輸局宮崎運輸支局になります。
料金は?
車両登録のご依頼と一緒にお見積りさせて頂きます。
土曜日・日曜日・祝日は宮崎運輸支局はお休みなので、手続が大変だなと思われた方、平日に時間が取れない方、ぜひご依頼ください。